クリープパーマってどんなパーマ?その他パーマの違いを解説します!
スタイリングが楽になり、安定したスタイルを自分でできるパーマ。一概にパーマと言っても、美容室の予約ページなどで様々な名前のパーマを聞いたことがあると思います。それぞれほぼほぼ変わらなかったり、全く違うものまであります。今回はよく聞くクリープパーマを中心に解説していきます!他にもエアウェーブやデジタルパーマも比較しながら解説していくのでぜひ最後までご覧になってください!
writer syuta | 2018年5月28日更新
パーマを理解するうえで必須なのがこの結合。毛髪の主成分はケラチンというタンパク質です。ケラチンは、多くのアミノ酸によってできています。アミノ酸同士の結合は4つあり、これが切れることで毛髪に変化が生まれます。
①ペプチド結合
アミノ酸の基本的な結合です。とても強力な結合!
②シスチン結合
2つのシステイン分子の結合です。パーマ剤の1剤(還元剤)でのみ切断できます。2剤(酸化剤)で再結合されます。
③イオン結合
マイナスイオンとプラスイオンによる結合です。通常毛髪は弱酸性ですが、1剤に含まれるアルカリ剤によってアルカリ性に傾くことで切断されます。
④水素結合
水素分子と酸素分子の結合です。水に濡れることで切断され、乾くと再結合する最も弱い結合で、日常でも身近なものです。髪を洗った後ドライヤーをすることを考えるとわかりやすいと思います。
パーマは、ロッドと呼ばれる丸い棒状のものに髪を巻きつけた後、1剤(還元剤・アルカリ剤)によって毛髪のこの4つのうちシスチン結合・イオン結合・水素結合の3つが切断されます。結合が切断されることで毛髪がロッドの形状に変化したところを2剤(酸化剤)で再結合されることで形が固定されるという仕組みです。
ここでは一般的なパーマの手順をみていきます。併せてクリープパーマとの違いも解説していきます!
①濡れた髪にロッドを巻いていく
まずは髪を濡らしてロッドと呼ばれる丸い棒状のものを巻きつけていきます。
②1剤(還元剤・アルカリ剤)を塗布していく
ロッドが巻かれたところに1剤という薬剤を塗布していきます。これによって、上で紹介したシスチン結合・イオン結合・水素結合の3つが切断されます。これで髪がロッドに巻かれた形に変化します。
③1剤を流す
1剤を塗布して時間を置き、薬剤が作用しているか確認できたら薬剤を流していきます。
(④クリープ化)
クリープパーマの場合ここで毛髪を乾燥させる工程を挟みます。ドライヤーやその他の機械で乾燥させたり、自然乾燥させたりします。この工程を行うことで薬剤によって変化した毛髪内のコルテックスと呼ばれる細胞がストレス無く動けるので毛髪への負担を軽減させることができます。これが一般的なパーマとの違いです!
⑤2剤(酸化剤)を塗布していく
酸化剤である2剤を塗布していくことで、1剤で切断した結合を再結合させることができます。これでロッドに巻かれてできた動きを固定させます。
⑥流してリンス処理して終了
最後に2剤を流して、リンスやトリートメントで毛髪を整えて終了です!
パーマといっても様々な名前のパーマを聞いたことがあると思います。特によく聞くパーマとしてデジタルパーマとエアウェーブがあります。最後に、これらのパーマは何が違うのか解説していこいうと思います!なんとなくパーマを選んでいる方が多いと思いますが、ぜひパーマの違いがわかるようになっていただきたいです。
まずはデジタルパーマからみていきます。一般的なパーマと比較した時、デジタルパーマの決定的な違いは熱にあります。一般的なパーマは常温で薬剤のみで行うと言いましたが、デジタルパーマは専用の機会を使って髪に巻くロッド一本一本に熱を与えます。
次はエアウェーブです。エアウェーブも専用の機械を使ったパーマです。工程は一般的なパーマと同じですが、クリープパーマと同じタイミングでクリープ化を行います。ただ、専用の機械を使ったクリープ化で少し熱を与えて行います。
クリープパーマとかなり似ていますが、専用の機械で熱を与えながら行うところが違ってきます。また、熱で行うパーマですがデジタルパーマよりも低温で空気を使っているので程ダメージです。
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進学のため福島県から上京。大学を経て、現在は都内の美容専門学校へ通う。好きなことは、美容と服とギョーザ。美容学生の目線とファッション好きの観点で書かれた記事が人気!